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【FRAGRANCE27】GUERLAIN SHALIMAR

ゲラン シャリマー 1925年 ネ(調香) Jacques Guerlain 古い話ばっかりしてるけど・・・この香水は私が初めて「パフューム濃度のこいやつ」ほしいと思って焦がれて焦がれて買ったもの。たしかフランスの香水ブティックで。まあ、私なんかチンチクリンな大学生がいったところでまともに相手なんかしてくれない。それでも、ゲランを買うのは絞っていて、あとは香りをみてからと・・・そして香りとボトルに惚れて買ったもの。 これは私の引っ越し人生にずっとついてきてくれている。 (久しくみかけなくて、この記事を書くためにひっぱりだしてきた。久しぶりー! ってつい言いたくなった!) 小娘にははっきりいって使いこなせない。背伸びしたかっただけなんだ。(さて現在。とっくに使いこなしてもいいような年齢になっていますが、このエレガンスに完全に負けてしまう私です) ゲランオープニング。甘目のかんきつや、最初からバニラのような甘いさを感じる。 天然香料が多そうな感じ。

パルファムやらトワレやら

なぜに香水にはパルファムやらトワレやらの濃度の違うものはてはボディーローションやらパウダーやらも存在するのか考えてみた。 濃度は高いけど、ボトルも小さく、中身も小さく、どうもコスパが悪そうにみえるのがパルファム。 比して、トワレはボトルも大きいく値段も安い。 しかし、同じシリーズでも、トワレやらなにやら濃度が違うものがまったく同じ香りなのかというと、実はそうでもない。一見同じな感じがしてもやはり違う。不思議なんだけど、濃度が違うと香りかたが違ってくる。 いま、夜間飛行の香りが手首の上ですごく甘いとろりとしたバニラのような香りに代わっている。このベースノートの部分が、濃度の違いで大いにでてくる。 ものの本には、何パーセントで作っているのがパフュームで、その次が何パーセントで何々で・・・と説明があるけど、この香料のパーセントについては厳密な規則はないので目安でしかない。 なので、トワレでも濃度の濃いのもあるし、薄いのもある。 ようはバランスなのだけど、薄めたことで再現できなくなった香りもあるだろう。香料がどういうふうに変化するかは「やってみないとわからない」ので、この辺はどんどん試すしかないなーと思う。 濃度が違うものがいろいろ存在するのは、その人の好みや使い方がいろいろだから、香水のほうが人の生活に合わせてくれているのだと思う。

【FRAGRANCE26】GUERLAIN Chant d'arômes

Extrait atomiseur Chant d'arômes なんてかわいいアトマイザーなのかしら! (かわいいけど、プリントされているだけなのですごい高級感があるわけではない) 1962年 ネ(調香)Jean-Paul Guerlain プラム、ガーデニア、アルデハイドのトップノート。 ジャスミン、ローズ、ミュゲ、オリス、イランイランのミドルノート。 ベチバー、サンダル、シダー、バニラ、アンバー、シベット、ムスクのベースノート。全体としての香りはアルデハイドを使ったホワイト・グリーンフローラル。

【FRAGRANCE25】GUERLAIN Vol de Nuit

1933年 ネ(調香) Jacques Guerlain ああ・・・これはゲランだよね・・・というオープニング。ゲラン以外なにものでもない。 夜間飛行と日本語で訳されている。暗い闇を飛行機にのって移動するような感じ。(小説では、郵便配達をする飛行機のことだった) 星の王子さまを書いたサンテグジュペリの小説。夜間飛行。 チクチクって針がささるようなひっかき傷ができる小説。 14番目 にオードトワレの夜間飛行を書いている。 これはパルファン。本当にボトルがかわいらしい。

【FRAGRANCE24】Diorissimo Christian Dior

ディオール ディオリッシモ 香水に興味を持ち始めたころに買い求めたもの。 ミュゲの香りは若々しさを感じて、ベースノートのベンジル系の香りも新鮮に思って好きな香水の一つだった。 ベルガモットなど明るいオープニングのあと、ホワイトフラワーズ。。。清楚で華やかな香りのブーケ。ミュゲ、ライラック、ジャスミン、イランイラン・・・ 私が初めて・・・本当に初めて自分のお小遣いでかった香水は、そこらへんのファンシーショップで売っていた700円くらいの小さいおもちゃのようなものだった。小学校のころだった。 このディオリッシモをその700円と一緒にしたら本当に申し訳ないけどでも、なんとなく、系統が似ているもので、この香りは、はじめてディオリッシモを手にした時からぐっと遡って小6の自分に出会うことができる香りなのだ。 1956年 ネ(調香) Edmond Roudnitska   

ロジェガレのこと

ロジェガレはいくつか持っていて、とりあえずblogには2種類 これ  と  これ を書いてみた。 いろいろと、買収やらなにやらがあって、古いものは廃盤になったりしていてどうもわかりにくい。 ふと思ったのは、日本で原型をもうとどめていない銀行・・・たとえばりそな銀行って前なんだったけ? とかそういう話を思った。 ほかにもそういうのはたくさんあるだろう。 引越しのたびに、古い香水は捨てようと何度も何度も思ったけど、思う割に段ボールにつめて次の場所に移動してしまってきた。捨てなくてよかったと思うし、いったいこれを今後どうするつもりなのか? というのもある。でもいろいろこれをきっかけに香りのことを知ろうとする動機づけになるのでそれはそれでよしとしよう。(いまは、クーデンホーフ光子の本をせっせと読んでいる)

【FRAGRANCE23】ROGER & GALLET 

ロジェガレ。ROGER & GALLET これも古い。20年くらい前気にいっていたもの。はて。このロジェガレは何シリーズなんだろう。 ロジェガレオーデトワレとしか表記されていない。 (イブサンローラン・パルファンが輸入しているので私は国内のどこかで買ったのだろう) グリーン系統のトップノートが過ぎ去ったあと、ピーチの甘さを感じる。

【FRAGRANCE22】Gabriela sabatini Gabriela sabatini

Gabriela sabatini 1989年 ネ(調香師)Harry Fremont とても懐かしい。大学生のころ入手して、気に入って使っていた。 かんきつ系のトップノートから甘いヴァニラやアンバーの香り。 ドイツ製 私は、フヤフヤしているより、軸ががちっとしている方が安定感があってすきで、これはワインの好みにも同じことがいえるかも。 *** 30分くらいたって・・・甘い。甘い香りが残っている。

一月の香りの花

1月に感じる香り 水仙 寒い中元気に咲いている。冷たいキンとした空気のなかで嗅ぐと素晴らしい。 蝋梅 近所で蝋梅を植えているおうちがあると本当にうれしい。夜、その近くを通ると花に入ってくる美しい香り。 wikiより

【FRAGRANCE21】NINA RICCI Capricci

早くも、今年やるぞと決めたことが倒れかけているのでここで持ち直したい。(やれコドモの病気だ、やれ雪だのせいにしてはならない) 1960年  ネ(調香師) Francis Fabron  やさしい花のブーケ。リリーオヴザヴァレーやナルシサスのパウダーな感じ。絵のようにローズも。これはパルファンなんだけど、そんなに強くない。

【FRAGRANCE20】CARON infini

CARON infini perfume Ernest Daltroff 調香 なんと1921年。 1921年がどんな年かというと。 シャネルNO5が発売された年。 Gerard Lefortisによって、1970年にリニューアルされている。 (もちろんここにあるのはリニューアルされたあとのモデル) 香りはクラシック。(当然ですが) アルデハイドのきいたフローラルノート。 香りが束になってやってくる。 いつもこのblogを書くときは、ムエット+手首でチェックしている。 手にとると、どんどん香りが温められて、ラストノートはパウダー+ベチバーそしてお花。 書き終わる頃に、ラストがでてきた。 暖かくほんわりやわらかな香り。 (やわらかいけど、弱い香りではなく、しっかり重たい香り。 サンダル、アンバー、などのコンビネーションで)  

【FRAGRANCE19】Sunflowers ELIZABETH ARDEN

1993年。アメリカ続きということで。エリザベスアーデン サンフラワー。 ひたすら明るく、元気で、パッケージもとてもかわいらしい。 (うすら汚れていてすみません) あ、18ドルでどこかのDFSで買ったんだ・・・たぶん・・・ David Apelさんの作品。サンフラワーのもつイメージそのもの。 トップはメロン、レモン、マンダリンなど。途中からオスマンサス(きんもくせい)ネロリ、など温かみのある花たち。ラストはアンバー、オークモスなど。 とにかく、すごくイメージが成功していると思う。私がもっているのはオードトワレ。でも、結構パンチがある。梅雨明けからが楽しみになるような香り。 ところで私、この香水のblogは自分の勉強のために月曜に1つずつ更新しようと思って始めたのだけどやりはじめたら面白くて月曜どころかしょっちゅうやってる。

【FRAGRANCE18】Lauren Palph Lauren

1978年 Lauren ラルフローレンの初めての女性用フレグランス。 私の個人的思いでとしては、カボティーヌとこのローレンを友達とトレードしたこと。 友達はカボティーヌがよいといい、私はローレンがよいといい、取引成立。 もうかれこれ20年も近く前の話。 なので、このローレン、相当古い。 このもさっとしたグリーンノートが、変わっている! 面白い! って当時の私に響いたのです。 いまこの香水(多少香りは変わっているだろうけど)を紐解くと・・・ グリーン、ライラック、カーネーション、パイン、クラリセージ、シクラメン・・・そうか。パイナップルが不思議なノートを作っているのか・・・カーネーションが醸し出す、スパイスな感じ。 皮膚につけると、フローラルブーケ。最初は甘くはない。バイオレット、ライラックがパウダーノートとグリーンノートを盛り上げている。だんだん時間がたつと甘さがでてくる。パイナップル?ノート。 いままでずっとフランスの古典香水みたいなのばかりを記事にしたから、このアメリカーンな感じのタッチが新しい。(新しいたって、古い香水だけど)

【24節季の香り】大寒

大寒 七十二候 初候 款冬華(ふきのはな さく) : 蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す(日本) 鶏始乳(にわとり はじめて にゅうす) : 鶏が卵を産み始める(中国) 次候 水沢腹堅(さわみず こおりつめる) : 沢に氷が厚く張りつめる(日本) 鷙鳥厲疾(しちょう れいしつす) : 鷲・鷹などが空高く速く飛び始める(中国)厲は{勵-力} 末候    鶏始乳(にわとり はじめて とやにつく) : 鶏が卵を産み始める(日本) 水沢腹堅(すいたく あつく かたし) : 沢に氷が厚く張りつめる(中国) 確かに、外の水溜りは凍るし霜柱もにょきにょきでています。 でも、桜の木のつぼみはうっすら出てきているし、木の芽が準備しているのが見えてきている。 春が待ち遠しいな。 花梨をいただいたので、花梨の種をつかった化粧水をつくってみましょう。 このオリーブの木のまないた、使いまくっているので傷だらけですね・・・ 種を取り出したら、お酒につけます。 ホワイトリカー。 そうするととろーりとろりとしてきます。 とろーりを適量と、ハイドロ(お好みで・・・たとえば柚子なんてどうでしょう?)を加えてローションにします。

【FRAGRANCE17】CHANEL No5

シャネル・・・どれだけの女性の夢を運んだ小箱か。香りが好きとか嫌いとか関係なく、もうシャネルの五番といえば、伝説の香りだし、知らない人はいないくらい有名。 この強いアルデハイディックな香りは「PTAのお化粧のにおい」として、こどもにはあんまり好かれないかも。でも、こうして改めて、ムエットにとってみたり、自分の手首にちょっとだけつけてみると、シャネルとボーさんのコンビは本当にすごいなと思う。 時代も手伝って、この香水は売れに売れて(戦争のとき、香料を確保するのが大変だったらしい)フランスから世界中に渡った。 この香水には、あまりにも様々なストーリーがありすぎる。 調香はエルネストボー。 Ernest Beaux (1881-1961) 1921年の作品。 アルデハイド、ローズにジャスミン、イランイラン、パウダーリー(たぶん、オリスルートなど)。 フローラルアルデハイド。

【FRAGRANCE16】HERMES Caleche

あたりまえのことなのだが、香水は紙で香りをみるのと、皮膚にのせるのではずいぶん印象がちがう。皮膚は人の温かさがあるので、香りが揮発してラストノートがでてくるのが紙よりずっと早い。 エルメス カレーシュ Guy Robert in 1961 なんとも不思議な印象をもつ香り。トップはかんきつ系からアルデハイディック、エレミのような樹脂の香りで出迎えられる。それが長く続く。 調和のとれた花々の香り。ラストはバルサム(樹脂)、サンダルウッド、アンバー、ムスク。

【FRAGRANCE15】courreges homme eau de toilette

クレージュオム オードトワレ 400ml 1977年 CHYPRE CONIFEROUS まー。なんといいますか・・・ずっしりとしています。(見た目です) 分量からして、そして香りからして、シャワー後にパッシャパッシャとつかうイメージです。 ちょっとしたホテルに泊まったらこういうのがアメニティーでありそうです。 オレンジ、ベルガモットかんきつトップ アルデハイディック フローラル ラブダナム+モッシー 全体的に透明感があり、きれいな香り

【FRAGRANCE11】COCO CHANEL

Jacques Polge 調香 1984年発売シャネル COCOっていったらシャネルでしょ! と思いきや、Google先生としてはどうしてもカレーの カレーハウス CoCo 壱番屋 といいはる。仕方ない・・・    私の好きなSoir de Parisと同じ調香師さん。 やっぱり香りの系統がどことなく似てる。 そしてシャネルのボトル、やっぱり素敵です。無駄がなく、シンプル。 私がもっているのは7ml すごく小さいパルファン。 Vanessa Paradisの鳥かごにはいったCMは有名  メイキングがあったので。大変な撮影だったのね。 香りは重たく、スパイシーノート。 コリアンダー、ネロリ、ざくろ花、ピーチ、マンダリンオレンジ ローズ、ジャスミン ミモザ、クローブ、ネロリ、クローバー ラブダナム、アンバー、サンダルウッド、バニラ トンカビーン、オポポナクス、シベット 個人的にはざくろ花にすごく興味のあるところ。 ざくろの花の香りをあんまりきちんと認識したことがないため・・・

【FRAGRANCE10】GUERLAIN/GUET-APENS

Mathilde Laurent  調香 1999年発売 ゲラン   1999年クリスマス限定販売で、いまは入手困難みたいです。 Mathilde Laurenさんは、いまはカルティエ所属だそうです。 香りはトップかんきつ系フルーツ(ベルガモットなど)がさっとでて、さっと去っていき、そのあとフルーツの系統。甘い香りがたってくる。ベースはシプレアンバーノート。全体的にはオリエンタルノート。

【FRAGRANCE9】4℃/EAU DE TOILETTE

4℃/EAU DE TOILETTE あれー。検索になかなかかかりません。 これ購入したの本当に昔むかし・・・20代前半ごろ。 すごく気に入っていて、中身全部つかって、こうしてボトルだけ大事に持ってる。 4℃ のオードトワレ この時代、マリンノートが流行っていた。 ちょっとマリン入ってるけど、あとはフルーツとかパウダーのような日本人女性をターゲットに作っている「石鹸のような」香り。 いいなあ。こうしてまったく情報のでてこない香水っていうのも! 本家4℃のWEBにもないし。 (たしか吉祥寺の4℃で購入したと思うんだけど・・・)

【FRAGRANCE8】Christian Dior/Fahrenheit

Christian Dior/Fahrenheit クリスチャンディオール ファーレンハイト Jean-Louis Sieuzac and Maurice Roger  1988 何がすきって名前ですね。ファーレンハイトって名前。はてな? どんな意味だろう?と調べたら「 華氏」とでた。かし・・・みてもぱっとわからない。 日本は摂氏だしね。 ドイツのファーレンハイトさんが華氏について発案したとのことで、そのかたのお名前が香水のネーミングとされている。 ボトルからもわかるように、(いつもフレグランスのイメージとボトルのデザインはリンクしていると思う) ちょっと甘さのあるレザーとかアンバーとかそういった香り。 はて。アンバーって香りご存じでしょうか。なかなかピーンときません。ぼんやりとしたイメージならわかるけど。 それは固形物でマッコウクジラの胆石みたいなもの。 薬としてつかわれるもの。 (香の世界も同じことがいえるけど、薬材料と香水の原料とイコールなことが多い) かの団体がクジラはとっちゃいけないといっているので、もう入手は難しい。 天然香料で「アンバー」を表現するときに使う香料たち アンブレッテシード アンジェリカ根 ベンゾイン ラブダナム オリバナム(フランキンセンス) バルサムペルー トゥルーバルサム イメージつきますか? 上記のエッセンスを使ってアコードつくればおそらく茶色でしょう。 トーンは甘めで暗く、もちろんベースノート。 ファーレンハイトに話を戻します。 これも昼間の香りではなく、なんとなく夕方から夜がいい感じ。 アンバーノートはセクシーな感じがするし、大人がつけて似合います。

【FRAGRANCE7】 Marks and Spencer Roger & Gallet Jean-Marie Farina fragrance

Marks and Spencer Roger & Gallet Jean-Marie Farina fragrance なつかしや。カルカッソンヌの香水屋さんでかったロジェガレ。完全にシトラス系オードトワレ。軽くて使いやすい。 この記事を書くに当たりいろいろ調べたのだけど、ロジェガレに関してどうもヒットしにくいと思ったら日本進出をしてすぐ撤退してしまったそう。 どうりで。マークスアンドスペンサーはイギリスのものだし、ロジェガレはフランスだし、 Jean-Marie Farinaといったら検索してもかつらかぶっている時代の・・・古の人だし、さっぱり意味がわからない。 そしていまはボトルもリニューされているので私がもっているのも古のものになりつつある・・・ オーデコロンっていったらこの香りだよね、という、期待を裏切らないさっぱり系の香りです。 本家のWEBには、イタリアの庭をイメージして・・・と書かれていて私はますます混乱する・・・

【FRAGRANCE6】GUERLAIN VETIVER

GUERLAIN VETIVER ゲラン ベチバー Jean Paul Guerlain 1961 私はこのゲランのヴェチヴァーが最高に大好きです。 エッセンシャルオイルのヴェチバーの香りも好きなのですが、この、ゲランの天才ジャンポールさんの作ったVETIVERが上品で、親しみやすく、「いいにおい!」で大好きです。 トップノート ベルガモット、コリアンダー、レモン、マンダリン、ネロリ ミドルノート ベチバー シダーウッド(あれ、これはミドルかな?) ベースノート タバコ、ウォールナッツ、ペッパー、トンカビーンズ 2000年にリニューアル。

【FRAGRANCE5】Parfums Christian Dior EAU SAUVAGE

Parfums Christian Dior パルファム クリスチャンディオール オーソバージュ Edmond Roudnitska in 1966. eau=water 水 sauvage=wild 野生 野生水?   クリエイティブなお仕事の男性へのメッセージがこめられているオードトワレ。 か、どうかよくわかりませんが、こぞって、創造的仕事をされている男性が身に着けていたそうです。バブルの時代。 レモン、ローズマリー、プチグレイン、ラベンダー、バジル、クミン、ベチバー、オークモス、ムスク、アンバー など聞いたことのある天然香料中心。 軸がしっかりしているので、柑橘系オードトワレだけど、すぐさま香りがとんでいなくなることもない。 バランスがよくて、私はこの香りを女性がつけていても素敵だと思う!

【FRAGRANCE4】BOURJOIS SOIR DE PARIS

BOURJOIS SOIR DE PARIS パルファン ブルジョアパリ ソアデパリ (パリの夜) Ernest Beaux in 1928. エルネストボーさんはほかにもたくさん有名香水をクリエートしていますが、とくに有名なのはNo5 シャネルヌメロサンクですね。 リニューアルされたあとの調香師さんは Francois Demachy さんと Jacques Polge さん。 私がもっているのはもちろん新しいものです。(ボーさんんは60年代に亡くなっているので) ブルジョア ソアデパリ(なんかカタカナ表記だと不思議) 夜っぽいデザインではないですか。ボトルカラーといい、香りといい。 私はこの香水大好きでよく身に着けていました。 (そして、これ、すごい昔むかし・・・大学生のころ愛用していたそのものです) 買ったのも、たぶん日本ではないと思う。ニースかどっかの香水店。 粉っぽい感じ、トーンの暗いフローラルな感じ(スミレを思わせる)私はスミレの香水がいつも作りたいと考えていて、 グラースのアトリエ でもバイオレットの香水をイメージして作りました・・・ このソアデパリがお手本みたいな感じかな。

【FRAGRANCE3】Guerlain MITSOUKO

ゲラン ミツコ Guerlain MITSOUKO 1919 eau de toilette 50ml ジャックゲラン作  なんとなく、名前が日本人にありがちな感じで親しみをもつ。 ミツコ誕生1919年! 手元にある(写真の)のも相当古いと思われる。1921って書いてる。 あれ? これはみんなが知ってるあのかわいいゲランボトルじゃないなー。 なんか不思議な帽子をかぶっていている。 オードトワレなんだけど、アメリカのパフュームサイトでは、マッチナイサーとされている。 香りがトワレのほうがいいんだって。 トップノート。スパイス。スパイス。 甘くはない。どっちかというとドライだと思う。 大人のつける香り。 香りは本当に興味深い。「香り」というテーマで取り組み始めると、歴史、文学、ブランドの背景、植物、作家とブランドのつながり、ボトルの意味、などなど調べたいことが山ほどでてくる。 さて。ミツコ。小説「ラ・バタイユ」(戦場)のなかに出てくる英国の若い海軍士官に激しく愛される女性。(impossible love) 東洋の神秘的な花々、樹がおりなすひそやかな和音。奥ゆかしく気高く情熱をうちに秘めた女の香り・・・ と、同封の紙に記されている。 そうか。オリエンタルでシプレーでスパイシーノートなのだ。 オークモスがキーノート。

【FRAGRANCE2】CHANEL No19

CHANEL No19 シャネル ヌメロ ディズヌフ Henri Rober 作 シャネル19番いっとこう... 私、このシャネルボトル、本当に好き! おしゃれで、素敵! 19番はグリーンノート。   大胆さと繊細さを秘めた、フレッシュなブーケ。 ホワイトとグリーンの花の香りが調和したフローラル-ウッディ-グリーンの ハーモニー。軽快で洗練された独創的なフレグランス。 と、 シャネルの本家 では言っています。 若々しさ、躍動感を感じる香り。

【FRAGRANCE1】NINA RICCI L'Air du Temps ONE DOVE

記念すべき第一号はNINA RICCIから。 レールデュタン(時の流れ) 1948 NINA RICCI L'Air du Temps ONE DOVE Francis Fabron 作 香りは、スパイシーなカーネーションノート。 ボトルはラリックのデザイン。  濃度の違い、使用目的で、あまたのレールデュタンがこの世にはありますが、私がもっているのは、鳥1匹。がっちり作られています。本家は2匹とか。 1匹どこにいっちゃったんだろう? 日本の気候にはいまいち合わない気がしますが、つけるなら乾燥した冬ならいいかも。香りが全体的にあったかいものなので。 天然香料で同じものを再現できるか!? たぶんかなり難しいだろうけど、取り組み課題としては面白いですね。カーネーション・・・クローブとか。クチナシ、ローズ、ジャスミン。 いろいろな鳥のシリーズがあるみたいで、緑色の鳥2羽というのもあるらしい。 カーネーション、スパイス、ムスク ローズ、クローブ、ガーデニア、オークモス ネロリ、ジャスミン、サンダルウッド、イリス、オリス  etc すごくクラシカルな感じがするけど、香りにも毎年の流行があるのだから、これが発売されたときはとてもモダンだったのだろうな。